中村エンジニアリングに転職で「都留から世界へ」チャレンジの幅を広げていきたい
堀内 梨沙(ほりうち りさ)さん
覆された「製造業」の概念
ーどのような経緯で入社されましたか?
都留文科大学で就職支援のお仕事してる友人がいまして、そこで中村エンジニアリングが求人を出していたんです。興味を持ったので、その友達が社長と連絡をとってくれ、会う時間を設けてもらって、2020年に入社に至りました。今所属している部署は製造部になります。
ー前職やこれまではどのようなお仕事をされていたのですか?
もともと大学がメディア関係の大学だったので、卒業後はメディア関係の仕事をしていました。本社は東京でしたが、配属は山梨支社だったので、1ヶ月ほど東京で仕事をしたくらいで、あとはずっと山梨勤務でした。
そのメディア関係の仕事を辞めた後、製造業の事務のお仕事をしたり、前職では住宅の営業もやっていました。
ー製造業にはもともと興味があったんですか?
正直製造業には興味が全くなかったんです。なんならむしろ嫌、行きたくない感じでした。
中村エンジニアリングを見学した時に、「製造業」の概念を崩されたというか、こういう製造業あるんだみたいな感じで。
ーそれってどういうイメージかご説明していただくことはできますか?
製造業って、私の最初のイメージだと、「汚れる」とか、「金属を加工する」とか、どっちかっていうと工場で何か加工したり、ひたすら同じものを作るとか、そういうイメージがあって、私は日々同じことの繰り返しが苦手なんですよ、ずっと同じことをやるっていうのは。どっちかっていうとそっちのイメージが強かったんです。
でもこの会社って、1から機械を作るし、機械を1個作るのにもいろんな部署が一つになって、一つのものを作って、なおかつお客さん先に納品して、お客さん先で調整したりとか、お客さんといろいろやり取りしてっていう部分が結構あって、製造業のくくりになっているけど、ここは違う感じが見受けられたので。
しかも社長が結構新しいこととか、機械を作る上でいろんなことに取り組まれている感じが見受けられて、ああ、こういう会社の製造業だったらありなのかなと思って入社しました。
お客様の要望に応じて唯一無二の機械をつくる面白さ
ー中村エンジニアリングでは、どんなものを作っているのですか?
これはいつも友達とかに聞かれた際に答えるのがすごく難しくて何と答えたらいいのか悩むのですが、毎回違う「機械」を作っているイメージですね。私の捉えたイメージだと、お客さんからこういう機械が欲しいっていうご要望にお答えして作っている感じです。お客様の業種も医療、食品、半導体などと幅広くさまざまです。
どちらかというと工場内で使うような機械の方が多いんですよね。
食品系で言うと、日本は基準が結構厳しいから、OK品とNG品の選定が難しいじゃないですか。それをカメラで検査して、それを機械で振り分けて、最終的にはOK品のみを格納する、というような装置が欲しいと言われたら、その用途に合わせて設計者が設計して、現場で組み立てて、機械を調整してお客さんのところに持っていくという流れです。
ー一つの機械を作るのにどのくらいの期間かかるんですか。
機械の大きさによりますが、そうですね。構想や打ち合わせの段階からはじめて1年以上かかるものもあります。工場ワンフロア全部の機械をつくるというパターンもあるし、一人の人が作業するだけの小さい機械を数ヶ月で作るパターンもあります。
ー堀内さんはは主にどんな仕事をされていますか?
今は機械の組み立てと調整をする仕事が多いです。設計者が設計をして、設計した部品を発注して作ってもらったり、必要なロボットを購入します。それから私がメインでいる製造部で設計書の図面を見ながら組み立てをして、完成した機械がちゃんと動くかどうかを社内でテストしています。社内には電気をつなぐ部署とか、画像をつける部署などがあるんですが、そういった部署と連携しながら完成した装置がしっかり動くか確認して、お客さんのところに納品するという形ですかね。
ー面白いと思うようなところはありますか。
自分が組み立てた装置が実際に目で見て動いているのを見ると、最初の頃は特に「動いた!」と感動しました。そういった部分では自分が作ったものの完成品が見れるという部分でもやりがいはありますね。
ー入社して苦労したことはありますか?
最初、ネジの締め方ひとつとってもどこまで締めていいかわからなくて、そこからでした。
何が不具合につながるかとか知らないし、学校で勉強してきているわけではなかったので最初は怖いなと思うことががたくさんありました。私より後に入社した何人かはもともとそういう専門的な学校に出ている子が多くて、やっぱり私より知識を持って入ってきている子が多いですね。私は工業系の大学を出ているものの、製造というよりかは映像やプログラミングという分野だったので。
海外や国内に出張できるよう経験を積む日々
ー都留に残って仕事をしている理由はありますか?
大学に横浜を選んだのは、都留から出ようとしたからなんですが、親から通えるなら通って欲しいという話になって。それでも行きたい大学だったので、通うから行かせてほしいっていう話になりました。もともとはメディア関係の仕事をやりたいと思っていたのですが、都留にはないから、都内で関連の仕事をやりたいと思っていました。
結果的に都内ではなく山梨でメディア関係の仕事に就くことができたのですが、なかなか正社員では良い職場が見つからず、転々としていたところ「将来の安定」というところも検討した上で、中村エンジニアリングに就職しました。
ー 会社に女性はどのくらいいらっしゃるのですか。
会社全体では30人くらい従業員がいるのですが、女性は3人だけなんです。ですが、特にやりにくいところはなく、私は逆に女性ばかりの会社よりは気楽です。しかも現場では女性が私一人だけなんですけど、やりづらいところは特にないです。
ー会社の雰囲気はどうですか?
和気あいあいとしています。ただ、コロナなどがあって最近は結構交流が減っていました。
コロナ前の入社当初は一緒に車をいじってもらったり、洗車とかもこだわりがある人が多くて
洗車の仕方を教えてもらったりしていました。
ー車が好きなんですか?
車、好きですね。子どもの頃から結構好きなんですよ。今は運転するのが好きです。
車の車高の下げ方を教えてもらったので自分で車高を下げたりタイヤを大きくしたものを買ってそれに付け替えたりとか、中のルームライトの電球の色を替えたりとかしています。
こんなふうに車をいじったりすることは、この会社に入るまでやったことがなかったんですが、この会社に入って機械をいじることに抵抗がなくなったからやれるようになったのかなと思ってます。
ー中村エンジニアリングで今後チャレンジしたいことはありますか?
私はどちらかというと外に出る仕事がしたいんですよね。
中村エンジニアリングは海外の取引もあるし、国内に関しても全国本当に北海道から南まで、九州とかまで出張に行ける機会があるので、そういう部分では、もっと出張にどんどん行けるようになりたいなとは思っています。
そのためにはやはりまだ私は社歴も浅いので、もっと機械のことをしっかり分かって、経験値を高める必要があると思っています。
特に海外とかになるとやっぱりなおさら経験値とか知識がないと、すぐに戻ったり、ヘルプしてもらえるわけではないから現場で対応しなければいけないので、現場の対応力とかもっと身につけていけたらと思っています。
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